国立政治大学大学生の日記

25歳です。18歳-21歳を米国デンバー大学で政治学を専攻中、ふと思い立ち、21歳から台湾の大学へ。Youtubeでは毎日動画投稿中。

【書評】「リスクに背を向ける日本人」を読んで思ったこと

4ヶ月ぶりの投稿となりました。元気にしています。Shigekiです。

毎日、Youtubeにはビデオブログを投稿出来ているのですが、ブログの方の存在をすっかりと忘れていました。(ビデオブログもぜひご覧ください!)


Shigeki Nakayama - YouTube

 

三日坊主の性格なので、何か新しい発見があれば、ブログを書くというペースで頑張っていきたいと思います。
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さて、最近、僕が最近やっていることは「読書」です。休みの日には一日中、読書をしていることもよくあります。日本から100冊の本を持って来たので、2015年は100冊読む!と意気込んで頑張っています。(15/100) 今の所は良いペースです。

 

今日は読んで面白かった本のご紹介をしたいと思います。
「リスクに背を向ける日本人」山岸俊男 メアリー•C•ブリントン  です。


Amazon.co.jp: リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書): 山岸 俊男, メアリー C・ブリントン: 本

個人的にはあまり新書は読まないのですが、気になるタイトルだったので、一時帰国した際に博多の紀伊国屋で買って来ました。実際に語られていることは、今日の日本の社会、経済、就職活動、英語力、国際化社会への対応、いじめ問題、少子化問題、空気を読む文化など、色々な分野の話が深く掘り下げられていてすごく面白かったです。

 

先ほど読み終わったのですが、面白いなと思った点を二つご紹介したいと思います。



1. アメリカはトライアル&エラー。日本は、一度レールを外れると社会復帰しにくい。

 

これは特に日本人の就職活動再就職の際に見られる現象だと本書は述べています。

新卒採用にこだわる日本の企業に対し、アメリカの企業は実際の能力で採用を決めるという実力主義の採用方法です。その際に、アメリカは新卒の方と中途採用の方の区別は表面的にはしないと本書は述べており、日本は独特な新卒至上主義の就職活動を実施しているということに気がつきました。これから、グローバル化がすすみ、海外の就活生ともに就職活動を戦っていかなければならないので、一つでも多くの能力を今のうちにつけていきたいと実感しました。
そのこともあって、帰国後の目標は英検1級国連英検A級の取得に設定しました。


2. 解決するには言葉が大切ということ。

 

日本ではマタニティマークと呼ばれるこのようなバッチがあります。

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公共の交通機関などで、このようなマークを見ると、マークを付けている人に席を譲ることを促すという効果があります。妊娠初期の方は外見では判断出来ないので、このバッチ自体はすごく良い試みだと思います。しかし、逆にいうと、言葉にしないで相手に伝えるという日本独特の奥ゆかしい文化の現れだとも思います。

アメリカの場合、言葉にして自分の状況を表現しなければ相手には伝わらないという対照的な文化があります。実際に自分の主張を通さないと、自分が何をしたいのかが分かりません。WHAT DO YOU WANT TO DO? とよくグループワークなどで言われることがあるので、これからはしっかりと自分の意見を主張していこうと思いました。


この本は対話形式でとても読みやすいので、ぜひ、日本の社会とアメリカの社会を比較されたい方にはすごくおすすめの1冊です。